フェニルアラニンは、神経細胞間で神経伝達物質として信号を伝達する必須アミノ酸で、フェニルアラニンから生成されるノルエピネフリンとドーパミンにより刺激を伝達します。
フェニルアラニンは、慢性的な痛みを軽減させる効果があり、化学合成されたDLフェニルアラニンは鎮痛効果が高く鎮痛剤として使用されています。気分の落ち込みや無気力を緩和し、気分を高揚させるので、うつ症状の緩和にも効果があるとされています。
人工甘味料のアスパルテームはアスパラギン酸とフェニルアラニンのメチルエステルから構成され、人工物であっても摂取後は本来のアスパラギン酸やフェニルアラニンと同様に他のタンパク質と吸収されるので、人体に影響は無いとされています。
フェニルアラニンは体内で非必須アミノ酸であるチロシンに生成されるので、チロシンを摂取すればいいと思う人もいるかと思いますが、タンパク質はいくつかのアミノ酸の組み合わせで合成されるので、フェニルアラニンがいらないという事はありません。フェニルアラニンの鎮痛効果は、アスピリンなどの一般的な鎮痛薬が効かない人に効があると言われています。
またフェニルアラニンはフェニルエチルアミンという神経伝達物質の原料にもなり、この神経伝達物質は恋愛中に分泌されるので恋愛物質とも言われ、不足するとウツになる人もいます。
フェニルアラニンは牛肉、レバーなどの肉類、牛乳、全粒小麦、かつおぶしなどの魚介類に多く含まれますが、過剰に摂取すると血圧が上がるので妊娠中は人工甘味料の使用はよくありません。
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