ヒスチジンは、特に乳幼児の発育に必須のアミノ酸で大人は体内で合成できますが、子供は合成ができないため必須アミノ酸扱いとなります。
1985年までは、ヒスチジンは乳児期には準必須アミノ酸で、それ以降の年齢では体内で生成可能であるとして非必須アミノ酸として扱われていましたが、大人でもヒスチジンが不足すると体内の窒素のバランスがマイナスになり皮膚疾患や神経系に異常が現れると確認されて準必須アミノ酸から必須アミノ酸になりました。
ヒスチジンは成長に関するほか、神経機能の補助役割やアミノ酸で、白血球や赤血球を形成する時に必要なので貧血の治療に有効であり、紫外線による皮膚への刺激を軽減させる効果があるのでシミやそばかす、皮膚がんの予防に効果があるとされ、ストレスの軽減や慢性関節炎の緩和、性的エネルギーの向上などの効果もあります。
またヒスチジンが分解され変化したヒスタミンは、神経組織において神経伝達物質として働き、外部からの音や光等の刺激や、内部からの空腹感、体温の上昇といった刺激によって放出が促進され血圧を下げ、血管の拡張を起す作用があり、過剰に分泌されると喘息やアトピー性皮膚炎患者はアレルギー反応をおこしますが、健常人でも鮮度の悪い魚を食べた場合の食中毒の原因はこのヒスタミン中毒で、古くなった魚ほどヒスタミンをふくんでおり加熱などでは減少しないので古くなっている魚は食べないようにしましょう。
主に鶏肉、ドライミルク、子牛肉、マグロ、サンマ、イワシなどにヒスチジンは多く含まれ、味にふかみを与える効果があるとされています。
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